公式サイト:www.yokota-co.co.jp
全体を考える広い視野を持つこと
~食品容器事業を核に環境や福祉の視点も~
当社は包装容器パックやリサイクルトレーを製造している会社です。
阪神淡路大震災の時ですが、水道が長期間止まり、被災された方は大変な思いをしました。避難所で温かいものを食べようとした時には使った食器を洗うことができないため、窮余の策として容器にラップを敷いて間に合わせていたんです。これを目にしたことが、発泡トレーにフィルムを密着させるというリサイクルトレーの発想に繋がりました。
これは、非常時はもちろん、普段であっても汚れた表面フィルムを剥がすだけできれいにリサイクルに回せますから、手間もかからず資源の節約にもなります。このアイデアを製品化したことで後の中越地震や東日本大震災の時にも被災された方々に容器を提供し、大変に喜ばれました。
災害の経験を生かし、世の中のために当社なりの貢献ができたことのひとつと大変に喜んでおります。
当社は、食品容器に環境保護の付加価値をつけ、またそのリサイクルの輪に福祉の視点も見出しました。さらに、この先駆的な取り組みを全国から見に来て下さる方々に最上を紹介する絶好の機会と考え、ぜひ地域を周遊していただきたい。その意味で、今後はリサイクルの輪に、観光の観点も付け加えることができないかと構想しています。
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