37b.jpg店長 三原敏明さん

地元への愛情が事業の要になる
~販売からつながるおつきあいを大切に~

◆どういった会社でしょうか

 当社は、大手自動車メーカー系ディーラーとして、新車と中古車、自動車用品の販売、修理と整備を行っておりますが、その他にも自動車保険の窓口や情報通信分野として携帯電話の販売も行っております。当社は山形に本社があり、山形県内に販売拠店として19店舗を展開しておりまして、その他にも自動車板金の関連店舗が3つあります。現在、メーカーの看板車種の名前が社名に入っている会社は、全国でカローラ店だけなんですよ。

◆新庄に展開された経緯は

 当社として、県内を広くカバーするために各地に販売拠店を設けているのですが、その最上地域担当として新庄市内に店舗を開設しました。

◆最上地域で仕事されてご感想は

 私は、当社に整備士として入社して経験を重ねた後、販売を担当してきました。やはり最上地域の方は、人々のつながりがとても強く、また人柄がとても暖かいと思います。
 例えばクルマをご紹介した時など納得された上でご購入された方からは、さらにご家族や時にはご友人からも買って頂いたこともあります。そういった人間のつながりの強い地域で、家族ぐるみでお付き合いいただけていることや、その後の整備などアフターサービスでも長くご愛用くださっていることは、とてもありがたいと思っていますし、仕事で接する我々に対しても、人間味のあるお付き合いをしてくださいますので、やはり最上の人は情に厚いという印象を持っております。

◆最上地域で仕事をしていくコツは

 この地域で仕事をして成功していくには、地域にどれだけ密着し、お役に立てているかという点が大切なのではないかと思います。自動車はお客様が購入されるまでじっくり検討される商品ですが、むしろ購入された後のお付き合いの方が長いんですね。
 当社としては、お客様が自動車を使って豊かなカーライフを送るお手伝いをしたいという考えのもと、地域の方の要望やニーズを絶えず汲み取れるサポート体制を充実する事が会社としての使命であると考えています。そのために、セールスを担当する営業マンと整備を担当するエンジニアが一組となって、それぞれ定められた地区を担当し、日々回らせていただいております。この地区担当制度の取り組みを通して、当社の社員には常に地域をよく知っておいてもらいたいということと同時に、地域の方から顔を覚えていただきたいとも思っています。
 このように、どんな企業も、地元愛と言いますか、どれだけ地元のことをよく知り、地元のために仕事をするかということが、そのまま企業の価値になり、それが具体的な目標になるのだと思います。

◆地元志向には何が必要でしょう

 私の息子は山形県内で仕事していますし、娘は他県の大学で学んでおりますがいずれ地元に戻りたいと言っています。自分で言うのも何ですが(笑)、わが家は家族愛を持って子どもたちに接してきました。
 このように、地域や家族から愛情を受けて育った若者は、どこに行っても、自然に地元に帰りたくなるのではないかなと思います。企業の経営においても、それぞれのご家族においても、愛情を持って接することが一番必要なことかもしれないですね。

◆若い方に求める資質は

 現代は高い顧客満足を得ることが、ますます難しくなってきました。さらに、人々が絆やつながりを求める一方で、プライベートな部分には気を遣わざるを得ない時代です。当社でも、お客様に接する際にどういった距離感が良いのかを常に心がけておりますので、若い方には、人とのより良い接し方やコミュニケーションの資質を大事にして、磨いていただければと思います。

◆どうすれば資質を磨けますか

 子どもの頃には誰しもが持っているもの、それは人から可愛がられる人懐っこさや素直さを、大人になってからも持ち続けることが一番大切ですし、コツのような気がします。


37c.jpg平成25年度入社 堀川勇輝さん

◆どんな仕事を担当されていますか

 私は整備士ですので、お客様からお預かりしたクルマの整備や、車検の作業を担当しています。お客様からの依頼でお預かりした車両を見まして、具合が悪い箇所を特定し、その状況や対応をお客様に電話で連絡します。そこでご希望をお伺いしてから、修理などの対応に入るという流れですね。
 会社に入って特に感じたのはクルマはきちんと整備できるのは当たり前で、そこからさらに人と接する部分も要求されるのが、整備士としての仕事だったということです。

◆クルマに向き合っているだけではないんですね

 はい。また、当社はSSチームと言いまして、セールスとサービスエンジニアの2名が1組になり、地域を担当しているのですが、その際、お客様に顔を覚えていただきながらクルマの様子をお聞きしたり、カーライフにまつわる様々なご相談を受けるなど、人と接している時間も長いんですよ。

◆自動車相手と人間相手、どちらが難しいですか

 やはり、お客様と対面している時は内心どう思われているのかなと、かなり心配しながら対応していますので、どうしてもお客様、人間相手はまだまだ難しいです。正直そういう気遣いのいらない自動車、機械相手の方が気は楽ですね(笑)。

◆自動車整備を志したきっかけは

 父親がディーラーの営業を長くしていまして、それを見てクルマに携わった仕事に憧れもありましたし、同時に、父親に負けたくないという気持ちもどこかにあって同じ道を選びました。高校を卒業後、山形県の職業能力開発専門校に進み、整備士の資格を取りました。そこを卒業した後に、こちらの会社を希望し試験を受けました。
 当社は、山形県内の各地に店舗を持っている会社ですので、入社後はどこに配属されるかわからなかったのですが、私は地元に近い新庄に配属されました。

◆入社して大変だったことは

 学生時代は、自動車を勉強してきたのですが、実際の現場の仕事は全然違うという印象がありました。
学校ではとにかく知識を詰め込むことで一生懸命でしたが、実際に仕事を始めてみると、作業の正確さと同時に早さも要求されます。お客様にクルマをお返しする時刻は決まっていますので、それまで完璧に整備を済ますことが要求されるのです。
 仕事をしていく上で、求められる作業がどれくらいの時間でできるのか、その段取りについても常に先を見越して計画的に進めていくことが大事ですね。
 また、自動車は複雑ですから、実際の作業ではわからないところも出てきます。それを先輩や上司に伝え指示を仰ぐこと、またそこで知った対処法を自分の経験としてきちんと蓄積することがとても大切です。もちろん車種ごとの整備書を参考にしながら作業するのですが、実際に役立つノウハウはやはり経験がものを言います。これから先輩方から学ぶことをたくさん経験しながら、整備士としてもっと上を目指していきたいと思っています。

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点検整備作業

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作業記録をデータベースに入力